2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧
光文社文庫 2008年6月刊。 西部劇に出てくるバーにあるようなドアのある図書館。そこに高校生たちが 集まって図書部を形成している。そのどの面々も、クラスではちょっとという ような学生ばかり。読後になにがおこっていたのか、と問われると、いや、…
晶文社 1971年から73年ころまでの日記。日記には、アンディ・ウオーホール アレン・ギンズバーグ、ウィリアム・バロウズ、サルバトール・ダリといった 人物が登場する。特にアレンのバイブレーターの話しは苦笑を禁じ得ない。ど うつかえば、部屋中汁…
工場……何を作っているのかわからない工場で、シュレッダーに かける作業だけとか、意味をなさないコケの研究をさせられて いる男………めまぐるしく視点が変わってゆく。そして、不思議 な生き物洗濯機トカゲとかがいる世界。 緻密に描かれてゆく世界を構築させ…
河出書房 1988年3月 ポスト・モダニズムということが盛んに言われていた頃の作品である。 世界的にみて、局所的な野球から文学というモノを読み解き、普遍性に まで到達しようという試みだと思うのだが。 実に荒唐無稽でおもしろかった。 文学の可能性…
朝日文庫。 読むことが気持ちよくなってくるような文章。 死んだ女のひとが流れてきた、っていうはなしは驚愕の一言。 文化というモノを語っているのだが、それが文学的で、すごく面白い。 全体がひとつのフィルムのようで、すごいドキュメントを一本見た、…
1993年8月作品。 妊娠したことが分かったサエコの家、に夫の姉実夏子がころがりこんでくる。 妊娠を気持ち悪いといい、サエコはじょじょにおかしくなってゆく。 実夏子はピンクのバスに乗って帰る、という。 サエコは大学生の頃、レゲ郎という浮浪者と行動を…
文春文庫。 ちょっとヘンな精神科医・伊良部が本気が呆けか、病質者 を治してゆくはなし。 体調不良の編集マンが泳ぐことに取り憑かれ、不法侵入し てまで泳ごうとする姿をユーモラスに描く………イン・ザ・プール ケータイ中毒の高校生男子。伊良部のわがまま…
特にボリビアの月の谷に生えるサボテンで痺れるトリップ 幻覚サボテンの話しで、おかしみもあるし、ケッサクである。 らもさんの本にも出てきたと思うが、ガマガエルのドラッグとか の話しも僕は好きであった。 でも、マリファナ、やっちゃあだめよおォォォ……
幻冬舎アウトロー文庫。 マリファナの素晴らしさをうたう、ドラッグエッセイ。読んでいるだけで どっぷりとマリファナをキメている気分になってくる………かな。 その世界はゆったりとした時間が流れていて、この世界旅行記もゆるりと していてキマっている。 …
講談社文庫。 「吾輩は猫である」の猫の子供捜し、など、アイデアにとんでいて、 昔話に出てくるネコネタに詳しい。 また、なぜクルマの下にいるのか考察したり、写真も実にかわ いく、猫好きにはたまらん………! ネコ絵はがきがたくさんのっている。 ネコにど…
河出文庫。 題名はなにかと思ったら、ボブ・マーリーのNO WOMAN NO CRY から。 主人公、睦美が好きになった男がそのうたをカラオケでうたうのだ。 長嶋氏のこの作品は要素が幾重にもなり、独特のグルーブ感を生み 出している。 その作品は読み応えがあり、日…
とうとうパソコンがおかしくなった。で、二日前に 山田にもっていくと、即入院ではなく、死んでいる という。あなたはもう死んでいます、宣告されてし まい五年の付き合いだったNECともお別れして、買 いなおしました。今度のは、FMV君です。初期設定が タイ…
講談社 2011年 兔夫人……アーケード街の眼球の店、しばしば小川作品に登場する それじゃあやっていけないだろう、という商売。小説のなかでは 繁盛している。 にくるラビトといううさぎをかっている夫人について描かれる。 ラビトがいるはずの乳母車には…
文春文庫 平成2年 姉が妊娠したことによって揺らぐ日常の中で、 染色体を破壊するというグレープフルーツの ジャムをつくり、それを姉はむさぼるように 食べる。つくる方もつくる方だが、くう方も くう方だ。これを意地悪と言って片づけてし まうわけにはい…
新書堂 2006年 ボーイズ・ラブの書評。 テーマを各回で決めて論じている。 あとりさんの貴重なカットも載っている。 あとりさんは2004年、34歳、永眠。 やはり、このくらいボーイズラブを愛さないと モノにはならないということがよく分かりました…
新潮文庫。 穴に落ちるといっても、胸の高さくらいの ビミョーな深さ、それが滑稽で笑わせる。 その穴というのも幻のような動物のなのである。 ひと夏の幻影を描いたともいうべき作品。 はじめ、ちょっと、と思ったが、膝突き合わせて 読んでみると、これが…
インドの紀行記であると同時に、ウェイトをし めるのが、同行するカモちゃん、ナベちゃん、ハック、 といった面々のものがたりである。 それが、この本の厚みを増し、豊かにしている。 インドは過度に人間臭いところらしい、人間臭い面々が ドラマを繰り広げ…
角川春樹事務所。 なぁんかのんびりした片田舎の風景。 ちょっとずらした視線、ほのぼのとした気分に させてくれる写真とエッセイ。 猫が主人公ともいえる。 プチ旅行にいったときの紀行文は自分もどこかへ 行ってみたくなってしまう。 あぁ、ボクも片田舎に…
文藝春秋。 汲取り屋はいつからみなくなったのだろう。ボクが 子どものとき、七十年代はまだあったような気がする。 八十年代に入ってからみなくなったのかもしれない。 クソをするのが人間である、ということを忘れそうに なるときがあるくらいだ。クソがク…
太田出版。 夢の話が出てくるのだが、夢を書くってことについては むずかしいことも多々あるのだが、そこらへんはしをん さん、上手ですね。 不条理を不条理として書けてる。 どんどんふくらむ体に悩み、BLマンガ、小説にあけく れ、オリジン弁当をくらう…
文春文庫 1973年~1978年「玉、砕ける」、「飽満の種子」、「貝塚をつくる」他3篇。「飽満の種子」などベトナムモノでは、そこには貧者をみるまなざしには同じ者を見る目がある。決して、あわれまず、対等である、そこが素晴らしいと思った。だから…
新潮文庫 2003年10月。 「ザ・ワイド」の草野さんをこよなく愛し 道に迷って、ウロウロとチャリで遭難し、 沖縄で乳パットを見られ、早々に恋を諦め、 宇多田ヒカルのプロモビデオの皿の洗い方 を気にし、胸毛をこよなく愛し、シーマン・ カーンを愛す…